このツールについて
I. 計算機の概要
新規ユーザーの料理(商品)リピート購入率計算機は、新規ユーザーが登録日に購入した料理または商品について、登録後30日・60日・180日以内のリピート購入状況を分析するためのツールです。本ツールは「初日料理/商品」でグループ化し、各グループの総ユーザー数・リピート購入ユーザー数・リピート購入率を算出し、3つの時間窓の結果を1つの統合表と多段階ヘッダーで表示し、料理ごとのリピート購入ポテンシャルを横断比較しやすくします。
コア機能
- 30日/60日/180日リピート購入:登録から少なくともN日経過したユーザーのみを対象とし、登録後N日以内(登録日含む)の注文を集計し、初日に購入した料理/商品でグループ化してリピート購入率を算出します。
- 統合レポート:料理/商品名で1表に統合し、30日・60日・180日の3グループの指標(リピート購入ユーザー、総ユーザー、リピート購入率)を多段階ヘッダーで区別して表示します。
- ソート:30日総ユーザー数の降順で並べ替え、ボリュームの大きい料理を優先して確認できます。
適用シーン
- 初日に購入した料理/商品のうち、新規ユーザーのリピート購入をより促進するものを特定し、メニューや品揃えの最適化に活用する。
- 同一料理について30日・60日・180日の窓でリピート購入率の変化を比較し、中長期のリピート購入状況を把握する。
- 総ユーザー規模と組み合わせ、「ボリュームが十分でリピート購入率が高い」料理への運営・サプライチェーン投資を優先する。
適用顧客
本計算機は「ユーザー+注文明細(料理/商品名含む)+登録日」データを持つ事業(飲食・小売・EC等)向けで、初日購入カテゴリの観点から新規ユーザーのリピート購入を分析したい場合に適しています。
前提条件:データにユーザーID・注文日・登録日・料理/商品名が含まれること。かつ新規ユーザーが登録日に少なくとも1件の注文があること(本ツールは登録当日に取引があった新規ユーザーのみを集計します)。
⚠️ リピート購入率の比較について:リピート購入率の比較に用いることができるのは、ボリュームが十分な料理に限ります。総ユーザー数が少なすぎる料理は、個々のユーザー行動の影響でリピート購入率が変動しやすく、高ボリュームの料理と直接比較するのは適切ではありません。解釈時は「総ユーザー」と「リピート購入ユーザー」をあわせてご確認ください。
II. アルゴリズムの概要
2.1 核心概念
初日料理/商品
各ユーザーについて、登録日当日に購入した料理または商品名(重複排除)の集合を、そのユーザーの「初日料理/商品」と呼びます。レポートの各行は1つの初日料理/商品に対応し、「登録日にその料理/商品を購入した新規ユーザー」のリピート購入状況を集計したものです。
購入日数とリピート購入
ある時間窓(例:30日)内で、各ユーザーの異なる注文日の個数を数えたものを、そのユーザーのその窓における「購入日数」と呼びます。
- リピート購入ユーザー:購入日数≥2のユーザー(その窓内に少なくとも2つの異なる注文日がある)。
- リピート購入率:その窓におけるその料理のリピート購入ユーザー数/総ユーザー数。
時間窓と「登録からN日以上経過」
- 30日:「登録日+30日≤データの最大日付」を満たすユーザーのみ、すなわち登録から少なくとも30日経過したユーザーを対象とし、登録後30日以内(登録日含む)の注文のみを集計します。
- 60日/180日:同様に、それぞれ登録から60日・180日以上経過していることを条件とし、登録後60日・180日以内(登録日含む)の注文のみを集計します。
2.2 計算ロジック
- 基準日:全データの注文日の最大値を分析の締め日として採用します。
- ユーザーフィルタ:各窓(30/60/180日)ごとに、「登録日+N日≤基準日」かつ「登録日に少なくとも1件の注文がある」ユーザーのみを残します。
- 窓内の注文:各ユーザーについて、注文日が[登録日、登録日+N−1日]の範囲内の明細のみを残します。
- 初日料理:各ユーザーについて、登録日に購入した料理/商品名をマークします。
- 料理別集計:各(初日料理、ユーザー)について、その窓内の購入日数を算出し、初日料理ごとに総ユーザー数・リピート購入ユーザー数を集計してリピート購入率を得ます。
- 統合とソート:30日・60日・180日の結果を料理/商品名で1表に統合し、30日総ユーザー数の降順で並べ替えます。
2.3 結果表示
レポートは1つの統合表で、ヘッダーは2段構成です。
- 1行目:30日、60日、180日(各グループが3列)。
- 2行目:料理/商品;各グループ下に「リピート購入ユーザー」「総ユーザー」「リピート購入率」。
各行は1つの初日料理/商品に対応し、列は30日・60日・180日の各窓におけるリピート購入ユーザー数・総ユーザー数・リピート購入率(パーセント)です。
III. 利用方法と注意事項
3.1 データ準備
必須項目
データファイルに以下の4列が含まれるようにしてください。
- ユーザーID列:ユーザーを一意に識別する列(会員番号・電話番号など)。
- 注文日列:注文が発生した日付。形式例:2025-01-01 または 2025/1/1。
- 登録日列:そのユーザーの登録日。新規顧客判定とリピート窓の計算に使用します。
- 料理/商品名列:料理または商品名を指定する列(例:麻婆豆腐、特定SKU名)。
データ粒度:1行=1注文明細(あるユーザーがある日にある料理/商品を購入した1件)とすることを推奨します。
3.2 フィールドマッピング
ファイルアップロード後、データ列をユーザーID列・注文日列・登録日列・料理/商品名列にそれぞれマッピングしてください。
3.3 結果の解釈
- 総ユーザー:該当時間窓内で、初日にその料理/商品を購入した新規ユーザーの総数(登録日に注文があり、かつ窓の集計対象に含まれるユーザー数)。
- リピート購入ユーザー:上記ユーザーのうち、その窓内で購入日数≥2のユーザー数。
- リピート購入率:リピート購入ユーザー/総ユーザー。その初日料理/商品がもたらした新規ユーザーが窓内でリピート購入した割合を表します。
3.4 注意事項
- ボリュームとリピート購入率の比較:リピート購入率の比較に適するのはボリュームが十分な料理のみです。総ユーザーが非常に少ない料理はリピート購入率の変動が大きく、高ボリュームの料理と直接比較すべきではありません。「総ユーザー」と「リピート購入ユーザー」をあわせて総合的に判断してください。
- 登録日の注文:登録日に少なくとも1件の注文があるユーザーのみを集計します。登録日に注文のないユーザーは計算に含めません。
- 時間窓:30日=登録日から登録日+29日まで(登録日含む)。60日・180日も同様です。
IV. まとめ
本計算機は「初日購入料理/商品」の観点から新規ユーザーのリピート購入を分析し、30/60/180日の3グループ指標を1表で出力し、どの料理がリピート購入をより促進するかの把握に役立てます。解釈時は総ユーザー・ボリュームに注意し、ボリュームが十分な料理についてのみリピート購入率の比較と意思決定を行ってください。